世界中に現存しているオベリスクは合計で30本だといわれています。そのうちにオベリスク発祥の地、エジプトには7本しか残っていません。古代ローマ帝国がエジプトを支配下に収めたとき、エジプトから50本ものオベリスクを本国ローマに持ち帰ったと伝えられていますがその殆どが現在発見されていない状態で、ローマには13本のオベリスクが残されているのみです。そのほかの10本のオベリスクに関しては、イタリア各地、トルコ、イスラエル、フランス、アメリカ、イギリスなどに点在しています。
もっともオベリスクの多い町はイタリアのローマで13本ものオベリスクが存在しています。ローマではオベリスクは広場や公園に主に立てられており、街中の様々なところで確認することができます。イタリアに限らずエジプトから持ち出された(もしくは寄贈された)オベリスクはその圧倒的な大きさからすべてが屋外に移築されています。
そのオベリスクを一覧するとエジプト国外のオベリスクは下記のようになります。
| イタリア | ローマ | サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ広場 |
| イタリア | ローマ | バチカン市国,サンピエトロ広場 |
| イタリア | ローマ | ポポロ広場 |
| イタリア | ローマ | モンテチトリオ広場 |
| イタリア | ローマ | ナヴォーナ広場 |
| イタリア | ローマ | エスクイリーノ広場 |
| イタリア | ローマ | クイリナーレ広場 |
| イタリア | ローマ | スペイン階段の上 |
| イタリア | ローマ | ピンチョの丘公園内 |
| イタリア | ローマ | ローマ国立博物館の南庭 |
| イタリア | ローマ | ロトンダ広場 |
| イタリア | ローマ | ミネルバ広場 |
| イタリア | ローマ | ビラ・チェリモンターナ |
| イタリア | ウルビーノ | リナッシメント広場 |
| イタリア | フィレンツェ | ピッティ宮殿跡 |
| イタリア | カターニア | ドゥオーモ広場 |
| トルコ | イスタンブール | ヒッポドローム跡地 |
| イスラエル | カイザリア | ヒッポドローム |
| フランス | パリ | コンコルド広場 |
| フランス | アルル | レプブリック広場 |
| イギリス | ロンドン | ビクトリアエンバンクメント |
| イギリス | ウインボーン | キングストンレーシー・ハウス&パーク |
| アメリカ | ニューヨーク | セントラルパーク |
上記の23個がエジプトから持ち出され、現在も海外で見ることのできるオベリスクになります。もしもオベリスクを見るための旅行に出る方の参考になれば幸いです。
海外に現存するこれらのオベリスクの中でもっとも大きいものはローマのラテラノ広場にあるオベリスクで高さが約32mにもなります。このオベリスクはエジプトのトトメス3世によって作られたもので、もともとはエジプトのカルナック神殿にありました。それが、ローマ帝国の皇帝、コンスタンティヌス1世によって運び出され、現在のローマの位置まで移築されたようです。
このほかにも世界各地には様々なオベリスク状のモニュメント等がありますが、あくまでこのページではエジプトで製造、持ち出されたオベリスクの紹介にとどめておきたいと思います。
